ホテルの業績不振改善のためにM&Aを決めました。

経営難で悩んでいたことがきっかけでM&Aを決めました。

当ホテルは経営難で悩んでいたため、対策を講じる必要がありました。
経営難であると設備の更新投資ができず老朽化し、集客率も下がり将来的にも業績悪化につながってしまいます。
そんな時にM&Aという選択肢もあるのではないかと考えていました。
1970年代に父が始めた当ホテルですが、M&Aによって譲渡益を得られることや、譲渡益を使って新たな事業に挑戦することができるというメリットがあり決断しました。
そのころ、グランピングなどのラグジュアリー体験ができるアウトドア施設に関する新たな事業を始めたいとも思っていました。
しかし、業績不振で倒産すれば譲渡益さえも手に入りませんし、家族で支えていたこの事業を絶やしたくはないと考えていたのです。
そんな中、買収先となった企業として同じホテル業界のA社(社名非公開)を紹介していただき、同じ宿泊施設として収益基盤の拡大が見込めると確信しました。

 

宿泊施設に特化した仲介業者だからこそ利用しました。

M&Aを考えていた中、ブッケンHOTELSはホテル、旅館、民泊など宿泊施設に特化したM&A仲介業者と知りました。
同じ業界に特化しているため、平均5社以上の買い手が交渉を申し込まれるとあり、希望の企業とマッチングしやすいと考えたため利用しました。
私はこのホテルを変わらず宿泊施設として役立ててくれる企業を探していたので、買い手が同じホテル業界ならばその意志を継いでくれるだろうと考えたのです。

 

M&Aの実績がある企業ということが決め手になりました。

買い手となった企A社は同じホテル業界を経営しており、新たな土地での開業を目的にM&Aの成功事例がありました。
しかも、買収した企業は赤字経営でしたが、買収後には業績が回復したのです。
外部から経営のスキルやノウハウを得ることができる点はM&Aの特徴と言えます。
お金を持っていて例として不動産を購入したとしても、メンテナンスや土地代がかかり長期的に見ればマイナスとなることもあり得ます。
しかし、購入するものが業績不振の企業であっても、スキルや人材があればそのお金は2倍3倍にもなり得るのです。
買い手企業との交渉の際には、現在の事業を大きくしてくれるかどうかに重きを置きました。
そのため、今回成立した企A社であれば経営難である当ホテルを譲渡しても現状の改善が期待でき、事業拡大ができると考えました。
M&A成約後は従業員も新たなチャレンジでやりがいを感じているとも聞いていますし、私自身も譲渡益でアウトドア事業に新たに取り組んでいます。
今回M&Aを経験して、ホテル事業を有効活用できる企業との出会いがあり、新たな挑戦ができたことに決断して良かったと感じています。