【2020年】M&Aに人気の業種とは?最新のトレンドをチェック!

M&Aには人気の業種、今後注目が置かれる業種の動向があります。

時代の波に乗って需要を満たすには、トレンドを把握しておくことが重要ですよ。

この記事では、2020年のM&Aで注目が置かれる業種の動向についてご紹介します。

宿泊施設のM&Aで関連性が高い業種もわかりますよ。

 

1. 2020年M&Aの動向

近年のM&Aの動向として、業界再編が進んでいます。

業界再編とは、企業の合併や買収により業界内の構造を変えて、新たなビジネスに挑戦することを指します。

大手同士でのM&Aにより事業の拡大や、異業種とのM&Aによってプラットフォームを作るなどして業界再編が進められています。

 

2. 【2020年トレンド】M&Aで人気の業種

M&Aで人気の業種は売り手市場とも言われています。

では人気業種を詳しくご紹介します。

 

IT

人気の業種として上位のITとは、ソフトウェア、ハードウェア、情報処理、通信インフラ、インターネットサービス、クラウドサービスと分けられますが、注目となるのは、通信インフラ、インターネットサービス、クラウドサービスと言えます。

  • 通信インフラ

電気回線網や通信会社の拠点施設など、伝達情報量の増加に対して大容量化・高速化が期待されます。

  • インターネットサービス

インターネットを利用することで受けられるサービスのことで、ウェブサイトの運営、オンラインの決済システムなど。

  • クラウドサービス

インターネットを通して利用出来るサーバーなどのシステムサービスのことです。

ITの力を借りてインターネット上での事業拡大のチャンスが期待されており、IT業界のM&Aが進んでいます。

 

調剤薬局

調剤薬局は後継者問題や薬剤師不足などの問題を抱えており、大手調剤薬局からのM&Aが進んでいます。

 

サービス

サービスとはホテルや人材派遣などを始めとした人材サービスです。

慢性的に人材不足を抱えている問題によりM&Aで補填している動きがあります。

また、各地での事業拡大やサービスの品質向上を目的としたM&Aのケースもあります。

 

不動産・建設・ビルメンテナンス

建設業界はインフラ企業とのプラットフォーム化の動向が進んでいます。

不動産は人材不足による今後の将来の伸びが不調になる可能性もありますが、現在は不動産市場の好景気の持続により伸び続けると考えられています。

工事量などによる人材確保や業界全体での優位性を保つためにM&Aの動向が進んでいます。

 

製造

製造業に該当する分野は、機械、電子機器、化学製品、衣料品、食料品など様々な分野があります。

動向としては、大手企業による中小企業の部品メーカーのM&Aや、IT化の導入による異業種のM&A、多角化事業から本業に集中する企業もあります。

近年では、中小企業による事業継承を目的としたM&Aが進んでいます。

 

物流

物流業界の需要が高まっているものの、物流を支えるドライバーなどの高齢化や人材不足の問題を抱えています。

この問題解決や、販売拡大を目的としてM&Aを行なう動きが高まっています。

 

医療・介護

医療法人は株式を保有していないため、合併や事業譲渡が行なわれています。

医療業界は医療コストの増加、診療報酬の引き下げ、設備の補修、人件費の高騰による問題をM&Aで解決する動きが高まっています。

また、介護業界の需要は高まっているにも関わらず、従業員の高齢化や人材不足の問題があります。

介護業界は事業拡大のために、異業種からの参入も増加傾向となっております。

 

小売・卸売

個人や家庭を対象とした商品の販売を行う小売業、業務での利用を対象とした商品の販売や売買の代行を行う卸売業があります。

消費増税や人口減少による市場減少の傾向を解決するため、M&Aの動向が高まっています。

 

3. 宿泊施設で関連が高い業種

ホテルのM&Aでは同じ宿泊業界だけでなく、異業種の参入も目立っています。

ホテル・旅館・民泊などの宿泊施設と関連が高い業種はこちら。

  • 旅行
  • 飲食
  • IT

旅行

宿泊施設業界は旅行業界と深い関りを持っています。

旅行代理店のツアーとして、ホテルなどの宿泊施設の存在は不可欠です。

そこで、自社や連携しているホテルなどの宿泊施設を紹介できると、旅行サービスの一連を自社で完結できるようになります。

このように関連高い旅行会社とのM&Aを行なうことで、旅行サービスとの連携した宿泊施設を提供することができます。

飲食

飲食業界も宿泊業界との深い関りがあります。

宿泊施設での食事や披露宴、宴会、イベントを行うには、飲食業界のサービスを取り入れることは必要となります。

飲食を宿泊施設の差別化としている施設もあるほどです。

IT

宿泊業界はIT化への対応が求められています。

宿泊施設はOTAという予約などのサービスを一括で行なえるサービスを利用することで、ネット上でも宿泊客を取り込めるようになります。

また、増加するインバウンドに対応するためにも、ITの力によって海外にも目に留まり、さらに旅行者を取り込めるようになるでしょう。

このようなインターネットシステム強化のためにも、IT業界の力は必須と言えます。

4. 買い手が好む宿泊施設の特徴

  • 立地条件が良い
  • 不動産価値がある
  • 差別化できる施設がある
  • インバウンドに強い
  • 独自の集客システムが整っている

上記のような特徴を持つ宿泊施設は買い手から目が留まりやすく、売却されやすいという傾向があります。

現在経営難や後継者問題などの経営課題を抱えている場合でも、買収する価値があると判断されればM&Aが行なわれる可能性は十分にあるので、ぜひ検討してみてください。

5. シナジー効果が期待できるM&Aを視野に入れてみては

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